厚生労働省

これって性感染症?

性感染症(性病)は、
セックスで感染し、様々な症状が出ます。

こんな症状があれば、可能性があります。
症状がなくても、進行していく性感染症もあります。

  • 排尿時の
    痛み
    頻尿
  • だるさ
    発熱
  • 皮膚の発疹
  • 腹痛
    下痢
  • 性器のしこり
    ただれ
    かゆみ
  • おりものの
    増加・臭い
  • 不正出血
  • 口の中の
    ただれ

国内で近年急激に
増加しているのが、梅毒です

梅毒報告数の年次推移

梅毒報告数の年次推移グラフ

2018年梅毒 性別・年齢階層別の報告数

2018年梅毒性別・年齢階層別の報告数グラフ
  • 2018年の報告数は、2014年と比べて女性で6.4倍、男性で3.6倍です
  • また、20-24歳の女性の報告数が男性を含めても一番多くなっています。

症状からどんな性感染症(性病)が考えられる?

気になる症状がある場合は、病院を受診してください。
病名をクリックすると詳細説明をご覧いただけます。

性器に出る症状

梅毒
しこり、ただれ (痛みかゆみなし)
淋菌感染症(淋病)
男性排尿時痛、膿尿 女性おりもの、不正出血
性器クラミジア
男性排尿時痛、尿道搔痒感 女性おりもの、不正出血
性器ヘルペス
不快感、かゆみ、痛み、水疱、びらん
尖圭コンジローマ
性器や肛門にカリフラワー状のいぼ・できもの、
通常、痛み・かゆみなし
トリコモナス
男性無症状が多い 排尿時痛、頻尿 女性おりもの増加・臭い、かゆみ
性器カンジタ
男性無症状が多い かゆみ、水疱 女性外陰部のかゆみ・発疹、
おりもの増加(白、ヨーグルト状、かたまり)、性交痛

口の中に出る症状

梅毒
ただれ (痛みかゆみなし)
淋菌感染症(淋病)
喉の違和感、症状がないこともある
性器ヘルペス
水疱、びらん

皮膚に出る症状

梅毒
手のひら、足の裏、全身に発疹

その他の症状

梅毒
リンパ節のはれ
視力低下、心臓・血管の病気、神経麻痺、認知症
淋菌感染症(淋病)
直腸では自覚症状が出にくい
性器ヘルペス
発熱、リンパ節のはれ
B型肝炎
急性肝炎(発熱、だるさ、黄疸)、慢性肝炎
A型肝炎
だるさ、発熱、吐き気、嘔吐、黄疸
アメーバ赤痢
腸炎:下痢、血便(イチゴゼリー状)、しぶり腹・腹痛
肝膿瘍:発熱、吐き気、嘔吐
HIV感染症
発熱、咽頭痛、筋肉痛などインフルエンザのような症状

性感染症(性病)について
正しく知っていますか?

症状がなくても感染している可能性もある。

  • 自覚症状が乏しい性感染症が多いため、感染に気付かず人に感染させることもあります。
  • 梅毒は、しこり、ただれ、発疹等の症状が出ても痛みやかゆみがなかったり、途中で消えることもあります。しかし治療しない限り治ることはなく、病気が進行していきます。

一度治っても、何度でもうつるものもある。

  • 性感染症は治療すれば治りますが、免疫ができない病気が多いので、治っても何度でも感染することがあります。
  • 性器ヘルペス・性器カンジダは、疲労などで免疫が低下すると再発することがあります。

妊娠中にかかっていると、お腹の赤ちゃんに感染する可能性があるものもある。

  • 妊娠中に梅毒にかかっていると、胎児に感染すると死産・流産の原因になったり、先天性障害がおこることがあります。
  • 出産時に赤ちゃんが産道で感染すると、関節炎、化膿性結膜炎、脳炎、内臓疾患、呼吸困難を引き起こす性感染症もあります。

治療しないでいると、症状が重くなったりすることもある。

  • 梅毒では、心臓や血管の病気、認知症のような脳障害、神経まひ、失明もあります。
  • 淋菌感染症、性器クラミジア、尖圭コンジローマは、精巣や子宮・卵巣の病気、不妊や流産・早産の原因になることもあります。
  • A型肝炎では劇症肝炎、B型肝炎では慢性肝炎、劇症肝炎、肝硬変、肝臓がんに、アメーバ赤痢ではアメーバ性肝膿瘍になることもあります。

性感染症(性病)は、
早期診断・早期治療が大切です。

性感染症(性病)の疑問や
心配な事に答えます。

性感染症(性病)はどのような状況で感染するのでしょうか。

性感染症はセックスで感染します。セックスには、膣・口腔(フェラチオ・クンニリングス)・アナル性交を含みます。

感染した場所の粘膜や精液・膣分泌液が相手に触れて、病原体がうつったり、皮膚や粘膜の小さな傷から病原体が侵入して感染します。

また、便の中の病原体が、手などについて口に入り感染することがあります。

1回のセックスでも性感染症(性病)になりますか。

たった1度のセックスでも、リスクがあれば感染することがあります。

性感染症はセックスの経験がある人なら、だれでも感染する可能性があります。

性感染症(性病)はどのように予防すればよいでしょうか。

精液や膣分泌液が粘膜に触れないようにするために、コンドームの正しい使用が有効ですが、すべての性感染症を予防することはできません。

A型肝炎、B型肝炎ではワクチン接種が有効です。

ピルは避妊のためのもので、飲んでも性感染症の予防はできません。

性感染症(性病)の潜伏期間はどれくらいでしょうか。

感染している人との接触後、診断がつく症状がでるまでの期間は、性感染症によって異なります。ただし、症状がない時期にも感染する病気があります。

潜伏期間は、数日のものから数カ月に及ぶものもあります。詳細は、各病気の説明をご覧ください。

セックスの際コンドームをつけたが、穴が開いて不安です。

不安な場合は、保健所や病院で検査を受けましょう。

ただし、性感染症の種類によって、検査で感染がわかる時期が異なりますので、地域の保健所や病院に相談してみてください。

セックス未経験なのに性器カンジタにかかってしまいました。

性器カンジタは、真菌(カビ)による感染症で、セックスで感染するが、常在菌として健康な人でも体内に存在していることもあります。

過労・ストレスなどで免疫力が落ちて菌に対する抵抗力が低下すると、セックスの未経験者でも発症することがあります。

性感染症(性病)にかかっているかわかる方法は?

症状がなくても心配なことがあった場合には、検査を受けましょう。

保健所では、HIV検査と梅毒検査を同時に受けられるところが増えています。合わせて、クラミジア、淋菌などの検査を行っているところもあります。(地域の保健所により検査項目や費用は異なります)

何か症状がある場合やその他の性感染症については、病院を受診してください。
HIV検査・相談マップ

性感染症(性病)の検査は、どのような内容ですか。

ほとんどは採血による血液検査ですが、クラミジアや淋菌感染症など病気によっては尿検査の場合もあります。また、患部を綿棒でぬぐって行う検査もあります。

心配なことがあって、そのあとすぐに検査に行っても結果がわかりますか。

性感染症(性病)により検査で感染の結果がわかる時期が異なります。性感染症ごとのリンク先の詳細説明をご覧ください。

症状が出たとき、何科にかかればよいですか。

症状があった場合は、病院を受診してください。性病科、感染症科のほか、男性は泌尿器科、女性は産婦人科、のどに症状がある場合は耳鼻咽喉科、皮膚に症状がある場合は皮膚科などを受診することができます。

病院に行ったとき、下着を脱ぐ必要がありますか。

性器に何らかの症状が出ていた場合は診察が必要です。病院では、プライバシーをきちんと守って検査や診察を行います。心配な場合は、納得がいくよう医師や看護師にお尋ねください。

治療はどのようなことを行いますか。入院が必要ですか。

基本は飲み薬や塗り薬による通院治療になりますが、点滴による治療や重症化した場合は入院が必要になります。

ほとんどの性感染症は、医師の指示に従い継続して治療を受ければ治ります。

セックスの相手の性器にブツブツがあったが、性感染症(性病)をうつされたでしょうか。

必ずしも性感染症であるとは言えませんが、セックスの際にコンドームを正しく使用していれば、感染の可能性は低くなります。

心配な場合は、病院や保健所に相談の上、検査を受けてみてください。

パートナー以外の人とセックスをしたが、性感染症(性病)にかかるでしょうか。

たった1回のセックスでも感染することがありますので、何か心配なことがある場合は、病院や保健所に相談してみてください。

治療を受けると、家族や友達に性感染症(性病)にかかったことを知られるのが不安です。

病院では、個人のプライバシーをきちんと守って検査や診察を行います。特に心配なことがある場合は、主治医や看護師にご相談ください。

性感染症(性病)に感染していると、パートナーにどう話してよいかわかりません。

パートナーが感染している可能性もあります。大切な人の健康を守るために、説明のタイミングや説明方法など、病院スタッフに相談してみてください。

また、免疫ができず、何度でも感染する性感染症もあるので、あなただけが治療をしてもパートナーが感染し治療をしていないと、再び感染することもあります。

パートナーが性感染症(性病)に感染していたのですが、どうすればよいでしょうか。

症状がなくても感染のリスクが高い状況なので、早目に検査を受けてください。

パートナーには、医師の指示に従って、きちんと治療を受けるようにお話ししてください。