●即日検査
 HIV即日検査とは、HIV抗体迅速診断キットを用いて検査(HIV抗体迅速検査)を行い、検査・相談の当日にスクリーニング検査の結果を伝える検査法です。
 HIV抗体迅速検査は、通常の抗体検査法とほぼ同じ性能ですが、あくまでスクリーニング検査法の一つです。
 従って、迅速検査で陰性の場合には、結果は陰性として確定します。しかし、迅速検査で陽性の場合には、異なる方法を用いた確認検査が必要となります。
 そのため、後日(通常1週間から2週間後)、改めて確認検査の結果を聞きに来ることが必要となります。

●偽陽性とは?
 このHIV抗体迅速検査では、HIVに感染していないのに、たまたま検査キットで反応する抗体を持っていて、検査結果が陽性(偽陽性)となってしまう人が、ほぼ100人に一人の割合でいることが分かっています。このため、この偽陽性か感染による本当の陽性かをその後の確認検査で調べる必要があるのです。
 実際に、日本のHIV感染の現状では、迅速検査で陽性となっても、確認検査で、本当の陽性ではなく、偽陽性であることが判明する場合の方が多いことが分かっています。
 このため、即日検査(迅速検査)で陽性となった場合には、この段階では結果がまだはっきりと分からないため、“迅速検査陽性”、“要確認検査”、あるいは“判定保留”等の表現で結果が説明されます。そして、その後の確認検査(精密検査)により、偽陽性か感染による本当の陽性かが確定されます。